私、蜘蛛なモンスターをテイムしたので、スパイダーシルクで裁縫を頑張ります!3
魔道車に乗って港町から王都まで……。各地での商談もがんばります!
冬の訪れとともに、ヴァードモイと王都の間の森にはドリーブズゴーレムというやっかいなモンスターが発生し、街道が閉鎖されてしまった。流通が途絶え、リリィのお店からも客足が遠のき、経費節減のことなど考えていたら、商業ギルドのアリゼさんが「車、買いませんか?」とやってきた。「……車?」
魔道車ルミテグランドウィングは、最新機能を搭載した、全輪クローラー方式のモンスターマシン。勧められるまま買ってしまったこの車で、侯爵の依頼を果たすべく王都に向かったリリィは、魔法刺繍の技術の習得や、オーダーメイドのドレス制作を行ったがために、王族たちの事件に巻き込まれてしまう……。タラトが新たな進化も遂げる第3巻!
私、蜘蛛なモンスターをテイムしたので、スパイダーシルクで裁縫を頑張ります!2
大量生産からオーダーメイドまで、すべて私の店におまかせ!
「いらっしゃいませ! 気に入った商品がありましたらどうぞご試着を!」
魔法裁縫士として腕を磨き、ついに自分の店『蜘蛛の綿雲』を開店させたリリィ。品質のよさに加え、姿見を用いての試着などのサービスが口コミで評判となり、お店は盛況! 冒険者ギルドのグランドマスターにも見込まれ、商品開発や大量生産を行う一方で、テイマーギルドからは新人育成の依頼が。後輩テイマーの手伝いが縁で、次は料理店を始める……!?
私、蜘蛛なモンスターをテイムしたので、スパイダーシルクで裁縫を頑張ります!
蜘蛛の糸で楽しく商売! 第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト大賞受賞作
VRMMORPG好きの女子高生・笹木百合は、不幸にも病死してしまうが、女神からの祝福のもと異世界によみがえった。そこで示されたのは、裁縫にまつわる技術を使って生きていくか、再び輪廻の輪に戻るかという二択の生きる道。せっかく新しい人生が与えられたなら楽しまなくちゃ損だよね……ということで、女神に与えられた小屋で武器や魔法の扱い方を覚えた少女・百合改めリリィは、特大の登山用リュックを背に人里を目指すのだった。そして大蜘蛛のモンスター、タラトを仲間に迎え、蜘蛛糸を採取できるようになったリリィは、タラトがはき出す最高品質のスパイダーシルクから作り出した日用品を売って生計を立てていこうと決心する――様々な人々のお世話になりながら、自分のお店の開店を目指す少女が、ポジティブに頑張るファンタジー!